ここでは、他には類の無い自然農の究極、「環境回復型農法」による元氣いっぱいの
「眞志男の米」がどういった流れの中で栽培されているのか?
この環境回復型農法も命名し発信の元は私どもの健幸一番楽らく農園からです。
食べて頂く皆さんがよりお元氣に!そして環境回復へ!その流れを今年のお米つくりの農作業の
進捗状況と共に順次お知らせしていきたいと思います。
当農園の栽培方法は、農薬・化学肥料の無使用は勿論のこと、基本的に施肥もしないという自
然界の恩恵を100%受けて栽培する無施肥栽培です。
極めつけは、環境回復に繋がっている、高エネルギーの水(ゼロウォーター、天命水)とFFCの
技術を利用しています。この水の技術は残念ながら普通には理解できないかもしれません。
詳しくは、ブログの中の「ゼロウォーター・天命水」をご覧ください。
*ちなみにお米に使うお水は、水道水を初めすべてゼロバランスのお水です。
(私たち人間や動物・農産物も健康であればゼロバランスです)
さて、自然米つくりの流れ その1です。
初めに種もみ脱穀からです。
皆さんこんな風景みられたことはありませんか?
これは、種もみ用の稲を手刈りし、掛け干し後に先人たちが使っていた足踏みの脱穀機を
使って、脱穀しているところです。他の品種と混ざらないように細心の気を使いこうして
種取りをします。大変、手間のかかる作業ですが楽しい作業の一つですョ^^。
自然米作りの流れ その2
脱穀した種もみは、唐箕(とうみ)によって選別します。
この唐箕作業によってより良い種もみを選別し、その後は脱芒機にかけ種もみののぎを
除去します。
より良い種もみにするために、この唐箕ぐり作業と脱芒機かけは2回くり返し作業します。
自然米作りの流れ その3
選別された種もみは、10a/3,5kgを網袋に入れて、60℃のお湯に10分間
浸種します。
この作業によってバカ苗病などの発生を防止します。
10分間浸種した後は直ぐに冷水に浸け冷やしてやります。
*自然米作りの流れ その4
冷水で冷やした後はタンクに浸種します。浸種時の水温は10~15℃(最適は12℃)
を確保できるようにして約10日間前後、積算温度が100℃程度です。
浸種中は2日毎に水の入れ換えを行い、種もみが酸素不足にならないようにします。
自然米作りの流れ その4
10日前後浸種した後はいよいよ芽出し機にいれます。
この目出し機は温湯殺菌をした時と同じ装置を使い今回は30℃のお湯に浸種します。
30℃のお湯は常時循環している状態で、約20時間前後で芽がハト胸状態になったら
取り出し種まきが出来るように今度は乾燥させ種もみの準備が完了です。
(乾燥は天気が良い時は天日干しで、雨の時には扇風機の風で乾燥させます)
自然米作りの流れ その5
2日から3日かけて乾燥した種もみはいよいよ種まきをします。
種まきは、播種機を使って種まきをします。この作業には最低3人が必要になります。
育苗箱を播種機に乗せる人、間で種もみ・床土を入れる人、種まき、覆土が終わり出てきた
苗箱をパレットに積む人、3人です。一回に約2haから2.6haを5回に分けて播きます。
自然米作りの流れ その6
種まきを終えた育苗箱はハウスの中へ・・・
天草では早期水稲栽培です。まだ気温が低い寒い時期からの育苗になりますので、やむなく
ハウスでの育苗になります。
私からすると2歳になる3代目の手伝いもあって、ハウスの中へ育苗箱を並べているところです。この後、ゼロバランスの特殊な水を散布し、有効ポリと太陽シートで苗が3センチくらいに伸びるまで被覆します。
有効ポリと太陽シートで被覆した状態です。
ハウス内が高温になってもシートの下にある育苗箱は30℃前後以上は上がりません。
3月8日に播種した苗がこんな状態ですョ^^。
自然米作りの流れ その7
苗床では育苗しながら、田んぼではトラクターでの荒耕転を並行して作業をしています。
平成6年導入のトラクターもあちこちの不具合を修理しながら現役で活躍しています^^。
自然米作りの流れ その8
荒耕転と並行して畦草払いの作業です。
畦草払い機のモアーを使い畦草払いをします。
この草払い機で残った草は、畦畔用の草払い機または背負いの草払い機を使い
畦草を綺麗にします。
簡単なように見えますが、意外と普段使わない筋肉を使い一日この作業をやると
明日の朝は背中いっぱい筋肉痛です^^。
自然米作りの流れ その9
田んぼの荒耕転の後は、中代、植え代と続きます。
ロータリーもチョット広めのハローを使い田植えがしやすいように均平にならします。
自然米作りの流れ その10
植え代が終われば、いよいよ田植えになります^^。
今年の田植えは、受託の田植えが4月4日から始まり、農園の田植えが5日から始まりました。
5月連休に最後の古代米を植えてすべての田植えが終わりになります。
この田植えも、後に除草機押しがありますので、できるだけ真っ直ぐに植えることが大事です。
というのも、条間がくっつき過ぎると除草機の輪が通らなくなるからです。
私が米つくりを始めた41年前から2条植えの田植え機がありましたが、なかなか良く植えるこ
とができなく、ほぼ手植えでした。おばちゃんたち雇用しての田植えでしたが、一人当たり一日
に植えることができるのは、個人差は勿論ありますが約5アール程度でしたョ。
平成23年導入のこの田植え機は30~40人分の働きをしてくれていますが、草刈や代かきな
どの作業を繰り返し田植えをしますので、毎日少しづつ今年も元氣なお米が出来るようにと、
「元氣になぁれ!元氣になぁ~~れ」と苗さんたちに声掛けしながらの田植えになります^^。
自然米作りの流れ その11
自然栽培で一番の難関は何といっても、除草対策です。
自然栽培を始めた当初は草取り作業に追われ、収穫の時には稲なのか、草なのか、分からないような状況でした。
それが年を重ねて来ることによって、土もトロトロ層になり、草も少なくなってきました。加えてジャンボタニシの出現で
草取り作業も以前からするとかなり軽減されてきました。
それでも、至る所に草さんたちも芽を出してきますので、除草機押しは欠かせません。
これは、その除草機押しの様子です。
農園2代目の除草機押しです。
この除草機は7連ですが、当初は2連の歩行型の除草機から始まり、次に5連の歩行型の除草機と少しづつ
改善されてきました。この除草機も友人から田植え機を譲ってもらい、田植え部分を取り除き、コロコロの除草機
を取り付けた手作りの除草機です。当農園の自然農はこの除草機なしでは考えられません。
除草機に心より感謝です。
この後は、除草機のコロコロの間に残った草を手取り除草します。自然農栽培は、やはり手間はかかります。
参考までにお知らせしますと、除草剤を使うと10a当たり5分から10分で終わりますが、自然農栽培では、当初、
除草機押しに2時間、手取り除草に2人区(16時間)、合計で18時間は労力がかかっていました。
それを乗り越えてこられたのは、大きな目標があったからです・・・「食べて頂く人々がお元気になられるように!そして
環境の改善につながるように!」この思いだけで今日に至りました^^。
それを要約したのが「あなたの健幸から地球環境善循環へ向けて!」です。
お陰様で、農園の周りでは目標達成しました^^。海辺にはコアマモの再生が見られるようになりましたョ~^^。
そして、除草機押しした後は、株間に残った草さんたちを手取り除草します。
毎年、このご婦人方に応援してもらっています。
しばらくは、こうして除草機押し後の草取り作業がつづきます。
上の写真では水田の先の方で2代目が2連の除草機で除草機押しです。長さが短いところはこの2連を使います。
自然米作りの流れ その12
環境回復型農法のメインはここにあります。
これはゼロウォーター(天命水)を練り込んで作った天命ボールをネットに入れ、田んぼの
水中へ 入れたところです。大きさは10ミリ余りの小さなボールです。
以前は、ゼロウォーター(天命水)の原液を10a当たり1㏄を希釈して入れていました。
普通には理解できないことですが、田んぼの水質バランスはこのボールや原液を入れること
によって一瞬にしてゼロバランスにしてくれます。
この田んぼで育ったお米が10ノ68乗と最高のエネルギーを持ったお米が生産され田んぼ
から流れ出す水で海水までも水質バランスを整え海草の再生につながって来ているという
他にはない環境回復型農法の根源はここにあります。
このゼロウォーターの働きは私のように長年にわたって田んぼから海の観察をしていないと
理解できないのかもしれません。何れにしても身体に良い最高のお米が生産されます。
自然米作りの流れ その13
田んぼの中だけではなく畦畔の草刈も収穫前まで続きます。
このモアーで草刈りした後は、残りを背負いの草払い機で払うことになります。
自然米作りの流れ その14
5月下旬より、田植えが早く終わり、草取り作業など終了した田んぼから順次中干しに入ります。
この作業は 、田んぼの排水がしやすいように、田んぼの中に10mから20mおきに溝を切ります。
そして排水をし、田んぼを10日前後干します。
これは何のためにするのかというと田んぼをひび割れ程度に乾燥させることによって、稲さんの根を活性化
させることが第1の目的です。また、倒伏防止にもつながります。
そして、中干後はミネラル補給に天然にがりを10a当たり1.5リットル、入水と同時に点滴冠水をします。
自然米作りの流れ その15
天然にがりの点滴冠水の様子です。
出穂期に10a当たり1・5リットルの天然にがりをゼロウォーターの水で希釈して点滴冠水します。
こうすることによって、ミネラル補給、特にマグネシウムの補給で、より美味しいお米になっていきます。
今年も、きっと皆さんに喜んで頂ける美味しい元氣なお米になることでしょう!^^。
自然米作りの流れ その16
田んぼの生育がこのような状態になりますと・・・
この電気柵が必要になってきます。
この電気柵は隣の畑と兼用していますが、近年イノシシさんたちが年々増えてきていて、畑から田んぼまで
至る所に出没しています。よって、作物の周りにはこの電気柵をしておかないとイノシシさんに荒らされる
ことになります。チョット前までは必要なかったのですが・・・・・。
自然米作りの流れ その17
頭を垂れてきました。
田植え後、114日、種蒔きからすると148日、頭がたれてきました^^。
「稔てこそ、頭を垂れる稲穂かな」この時期になると間断灌水が欠かせません。
収穫前5日から1週間前には水口を下げて水を流すことになります。
自然米作りの流れ その18
そして、いよいよ収穫^^・・・・刈り取りの時期を迎えます^^。
4月5日田植えした田んぼで、8月6日刈り取りです。
農園のある天草地区は、早期水稲地帯で田植えから収穫の刈り取りまでこのような状況で自然米作りの
作業は進められています。
普通に自然米作りでの一番のポイントは、除草作業です。この作業がクリアできれば楽勝でしょう^^。
農園での除草作業の大部分はジャンボタニシの応援を受けていますし、残りも田植え機を改造した乗用の
除草機が活躍、残りの手取り除草はご婦人方の応援を頂いて顔晴っているところです^^。
加えて農園の最大のポイントは「自然米作りの流れ・その12」でお知らせしました。
新しく「環境回復型自然農法」と名付けました。慣行栽培でもこの技術を利用することによって最高の水質
バランスにはなりますが、地球環境に思いを馳せた場合には自然農プラス環境回復型が最高のようです。
よって私の場合は「環境回復型自然農法」としました。
お客様の声のコーナーでもお知らせしていますが、「化学物質過敏症」の方でも安心して食べられるお米が
生産でき、尚かつ地球環境まで改善・回復していくという農法の実践、第1号が健幸一番楽らく農園です。
これから理解者の協力を得ながらこの技術を波及できればと考えているところです。
つづき 自然米作りの流れ その17
刈り取りを終えた後の田んぼをモアーで草払いをしているところです。
モアーでの草払い担当は、農園では一番の長老30数年性のトラクターです^^。
自然米作りの流れ その18
ディスクロータリーでの天地返し。
これはモアーで草払いをした後の作業です。
自然農栽培では、化学肥料は勿論のこと有機肥料も一切いれない無施肥栽培です。
土本来の働きと水によって栽培されます。これは天地返しにして土を乾燥させることによって、自然界の窒素
を土に補給させることになります。